カッコイイ日本人

フェイスブックに載せた、「七人の侍」の志村喬です。

 

 

黒澤映画にはかかせない名優ですね。

 

私が、黒澤映画にドハマリしていた頃、

 

25年位前でしょうか、その時代は、

 

日本文化が低評価されていたのをハッキリと覚えています。

 

欧米諸国からくる文化が極上で、

 

日本はダサイと決め付けられていました。

 

映画も、ハリウッドが絶好調、全米ナンバーワンとか、

 

海外で認められることが、日本の宣伝には不可欠でした。

 

それは、音楽なんかでも、マイケル、マドンナ、その他、

 

日本人が圧倒されるものが

 

次々と怒涛のごとくなだれ込んで来た。

 

そんな、時代、日本人は、政治も経済も芸能も、すべてが、

 

外国人の方が優れていると自覚し、また、自分の国を

 

「自虐」していました。

 

アメリカの顔色をうかがう、総理大臣たちや、

 

財界人、それだけでなく、一般人も当然に一心同体でした。

 

 

 私が若いという時期もあって、この自分たちの国で、

 

誇れるものが、何一つ無いという、全体の認識はなんなんだと、

 

とてつもない落胆がありました。

 

その中で、唯一にして、海外から尊敬されていたのが、

 

「黒澤明監督」だったのです。

 

そのことを知った私は、もう、うれしくて、うれしくて、

 

当時は、なかなか手に入らない、

 

黒澤作品をなんとか集めようと、

 

本当に必死に探しました。

 

休みの日はレンタルビデオ店巡りをして、どこかにないかと、

 

あてのない旅ではないけれど、情報が全く無いなかで、

 

探し歩きました。

 

「七人の侍」を最初に見たときは、

 

字幕が英語の外国向けのビデオテープでした。

 

本当にそうまでしないと、見たくても見れないのが、

 

黒澤作品だったのです。

 

そして、この映画を見て、

 

そこに出てくる日本人俳優がなんとカッコイイことか、

 

私の心は完全に虜となりました。

 

これなら、海外で「侍」が英雄扱いされるのが、

 

納得でした。

 

三船敏郎はもちろんカッコイイのですが、

 

それにも増して、志村喬がカッコイイのには驚きました。

 

志村喬は、この「七人の侍」の前の作品で、

 

「生きる」に主役で出演されているんですが、

 

その時と別人過ぎる演技に驚愕しました。

 

そんな感動の最中に、

 

たまらず、ビデオを静止画像にして、スケッチブックに

 

鉛筆で写生したものが、上の絵です。

 

 

日本人に生まれて良かったと、

 

若者は、思いたい、そう心に抱いて生きていたい。

 

私のウソ偽りの無い心境だったのです。

 

 

 

 


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