かなり前に画いたものですが、最近ネタがないので、これを載せました。
NHKが2014年の11月に放送した「BABYMETAL現象」を視聴して以来(そんなに前でもない)の大ファンになりました。アイドルとメタルの融合という新ジャンルを開拓している彼女たちの快進撃をず~と見てきました。海外ではどんどん実績を残してますが、それでも日本ではイマイチなのは事実でしょう。ピコ太郎の勢いに圧倒されています。
日本では評価されないという立ち位置がおいしいという見方もあるようです。しかし、良いものは普通に評価されるべきだと思いますが、文化的にハードルが高いようにも感じてます。
日本にはアイドル文化が当たり前にあり、それが飽和状態で、なにかしら奇をてらうように、コミックバンドのような形で出現したのがべビメタです。(ダメもとでの出発ですね)
メタル自体も日本ではマイナー的な存在だから、音楽的にあまり受け入れられていないのが現実ですね。それでも、音楽的には革命を起こしました。
本来あってはならない分野が合体したのです。これは日本というステージでなければ起こりえない化学変化なのです。
桜学園という成長期限定アイドルという設定で、大手芸能事務所(アミューズ)からの支えがあってこその、本格的メタルサウンドとなるわけです。そこに選びに選んだ、美少女たちが、日本式の英才教育によって、純粋かつしなやかにアイドル路線の王道で成長してきたのです。他の国がマネをしょうとしても出来ないのですね。そして、たまたま、超歌うまボーカルがいたことが偶然に重なったのです。大手の力があって素晴らしい楽曲が提供されて、そこに時代の流れが後押ししました。メタルにアイドルのかわいらしさが融合しても許してくれるという寛容な時代が到来したのです。大御所といわれるヘビーメタルの全盛期時代(20年前)なら絶対に受け入れられないはずです。
何も移り変わりのない時代のなかで、音楽界に衝撃を与えたのは間違いありません。
それを融合させるのが得意な日本がやってのけたのは必然だったのかもしれません。
時代の変化の真っ只中にあって、その新たな芸術の始まりに遭遇できたことは喜び以外のなにものでもないのです。べビメタファンはそうした価値感を共有している人たちですね。
エルビス・プレスリーもビートルズも最初に見た人は「なんだあれは~」と眉をひそめたといいます。次の時代を受け入れらなかった人達です。かろうじてか、私は次の時代の魅力が分かった人間かな~て誇りに感じています。
べビメタが日本ではヒットしてないのは確かでして、これからもヒットはしないでしょうから、つまり紅白出場はありえないことなのですね。残念ですがそれが現実でしょう。