約20年ぶりに合うジム仲間に感動しました。
私以外は今でもキックボクシングと何らかの形で付き合いが
ある方々で、そこに久しぶりにお声がかかりまして、
おいそれながらに参加させていただきました。
なんせ、キックの大先輩や元日本チャンピオンまでいますから、
私なんか小さくなっていました。
なつかしい昔話が次々と炸裂します。
20年前といえば、K-1ブームの前で、キックがマイナーで、
みんな仕事の忙しい合間に練習に励んでいました。
プロとして、これで飯を食うとか、考えられない時代でした。
とにかく、キックボクシングが好きで
皆ストイックに打ち込んでいたのです。
それが、今でもジムを開いている者あり、
体育館で会費をとって教えている者あり、
子供がジムに通っていたりと、私以外は、
何らかの関係がある方々です。
私はプロとして短い期間活動させてもらっただけで、
日本ランキングにも入れていない落ちこぼれでした。
そのことが、ジムを離れてからも、ずっと悔しい思いがつのり、
どうにか、もう一回チャンスはないかと、考えた末に、
出した結論が、ボディビル挑戦だったのです。
キック時代に、私はとてもかなわないというレベルの人を
沢山見て、素質が足りないと嘆き、そして、諦めました。
その当時の私のいいわけとしては、
自分は才能の差が強さの差と決め付けていたのですが、
辞めてから、
何年と経つにつれ、単に自分の努力が足りなかったことを
自覚したのでした。
つまり、後々振り返ってみると、
私が強いと感じた人達の努力は凄まじいものでした。
そして、皆、強烈な思いが研究心や苦しみに耐えるべき
「力」となり、それが結果として出ていたのが分かったのです。
ボディビルを挑戦するにあたり、同じ失敗は2度と繰り返さないと
心に誓いました。
壁にぶち当たるのは当たり前です。
そこから絶対に「あきらめない」を誓いました。
当時の私に決定的にかけていたのは、
どうしょうもないという壁にぶち当たってから、
逃げず、言い訳せず、突破する手段を「あみ出す」ことでした。
既存のセオリーばかりを気にして、自分の道を
自分で切り開く勇気が、情熱が無かったのです。
リングに上がる前に、
死んでも文句は言わないと誓約書にサインします。
命がけの世界は本音の心で会話します。
そんな昔にもどりつつも、
しっかりと肉体を披露しました。
別の世界で頑張っている私のことを皆、喜んでくれました。
私の思いが強くてなんか、重たい文章でしたが、
会の雰囲気はバカな話ばかりで、明るいネタのパレードでした。
あ~面白かった。
次の再会が楽しみです。
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